森の案内板
tomoe

”本質”に触れていたい。
そう願うのは、
どこかで「それは在る」と感じているから。
”繋がりたい”
自分の奥にたしかに息づいているもの。
それに触れた時、人はきっと変わるだろう。
本質は、言葉や形の「内側」にある。
目に見えなくても、でも確かにそこにある感覚。
たとえるなら、それは
目に映る、3次元の現実を越えた、
もっと広く、柔らかく、奥行のある世界。
そんな場所と、この世界とを
繋げるパイプを築きたい。
この世にもっと、
多角的で立体の認識を。
〇
森の奥にシャーマンがいるように、
静かに必要な人を支える存在として、
この場所をひらいていたい。
儀式に使うモノがなくても、
修行や、山籠りをしなくても、
人は「内側」から目覚めていける。
エネルギーと文字を使い、
内側の扉まで、そっと案内しよう。
道を教える者ではなく、
心の中にある扉の鍵を
いっしょに感じる者であろう。
言葉は地図ではないけれど、
言葉に触れることで
”内なる気づき” が
そっと息をしはじめるかもしれないから。
「さぁ、森を歩いてみよう」
内に潜ること、
エネルギーに敏感になること、
そうやって、この世界でもっと、わたしたちは、
神聖に生きていける。
ここでは、内なる探検への”きっぷ”を
絶えず発行する。
それはタイムマシーンのような
虹色むらさきの
にゅるにゅるをくぐり抜けていく世界へのきっぷ。
そんな ”虹色むらさきのにゅるにゅる” を
「えにし色」と名付けよう。
それは、この世とはちょっと違うベクトルで
”感じる色” なのだ。
華苗
